月別アーカイブ: 2014年12月

200 Gradi @ローマ

前回のつづき

お昼の時間。

バチカン美術館のそばのパニーニのお店へ。

ちょうど法王のお話のあとだったこともあるのか、お店の外まで列が並んでいるではないか。

テイクアウトも並ぶ必要があったので、メニューを見てみるがいまいちわからず。

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オーダー後さっと作ってくれる。待ち時間は短い。

 

なんとなく美味しそうな雰囲気なパニーニをオーダー。

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お店から出てすぐの広場で食べることに。

驚かされるのは野菜のボリューム。かなりしっかりしていることが上の写真でもわかるだろう。

パニーニの記事はサクサク、野菜はシャキシャキ。なんとも歯ごたえがいい。

そしてボリューム。これも安心だ。これだけでお腹いっぱいになる。

こういった軽い食事もおいしい。

食は東京が1番と思っていたが、イタリアでの食事は一つひとつが衝撃的だった。

*200 Gradi
Piazza del Risorgimento, 3, 00192 Roma

奥多摩トレラン

年末、トレラン納めとでも言おうか、奥多摩を走ってきた。

武蔵五日駅からバスに乗っておよそ1時間。

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バス停の奥に見える上へ向かう道から尾根を目指す

 

藤倉というバスの終点から陣馬尾根を通って御前山へ向かう。

藤倉のバス停裏にはお手洗いもあって便利だ。

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バス停のそばにあって藤倉マップ。

山の中まで電線が引いてあったり、住民のためのモノレールがあったり東京とは思えない世界。

目指すは御前山。

春日神社の脇を進むと「小学校の跡地」がある。小学校といっても、小屋らしいものがあるだけ。

あれが小学校なのだろうか。このあたりから傾斜がきつくなってくる。

この登りのピークを越えると、快適に走れるようになる。

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12月の奥多摩は寒い。想像以上の寒さでひるんでしまったが、体を動かせばすぐに温かくなる。

日没までの時間が短いのであまりのんびりすることはできない。

この陣馬尾根、御前山に向かう途中から「土砂堆積箇所注意」の看板がある。

これがなかなかやっかいでこの時期は落ち葉だらけで足の踏み場がわかりづらく、一歩ずつ慎重に進まないと事故になりそう。

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陣馬尾根終点、ここからはハセツネコース

 

陣馬尾根を抜けると、ハセツネコースと合流、ここからは御前山まで一直線!

さ〜っと行きたいところですが、冷たい風がガンガン吹き抜けるものでめちゃくちゃ寒い。これまでの比ではない。

落ち葉の層も厚く、どこを踏んでいるのかもわからない。

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御前山頂上、激寒い!ここで我々一行は、この日はじめてハイカーさんと遭遇。

もう少しいるかと思ったが、この寒さだ。無理はない、年末だし。御前山頂上からはすぐさま下山することに。

次のピークは大岳山。

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御前山の下り、ハセツネのときはまるで走れなかった。

大ダワへ向かう途中、給水しようとしたが水が出てこない。
あれ?とチューブを見ると中が凍りかけているではないか。
中身もキンキンに冷えていて、温まったからだが内側から冷えていく。

ハセツネのとき、とても長く感じられた大ダワへの道。
体調もよく(夜勤明けで30分しか寝ていなかったが)、明るいとあっという間ではないか。

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大ダワ、ハセツネではここで倒れてしまったんだ。

次の大岳山への道は御前山ほど寒くなく快適だった。

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手を使ってひょいひょいひょいっと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

頂上につくと、多くのハイカーの方々がお昼ごはんをとっていた。

時計をみるとちょうど12時。当初の予定よりも余裕のあるペースだ。

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大岳山の頂上からの富士山。空気が澄んでいて美しかった。

我々もここで食事をとってもよかったのだが、時間に余裕ができたこともあり、御岳山のお食事処までいって暖かいそばを食べることに。

御岳山では山菜そばを食べる。
店内はストーブが暖かく、すっかりくつろいでしまうと外に出たくなくなる。
「これはそうとう寒く感じるだろうなぁ」とおびえながら外へ。
気温のギャップが大きく、へたをすると一気に体調を崩しかねない。
走ってからだを温めてながら日の出山へ。

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日の出山から見える街並み。次ハセツネを走るときは日の出までに到着したい。

日の出山からハセツネのゴールを目指す……のではなく、今回は「瀬音の湯」を目指す。
(日の出山からはつるつる温泉が近いけど)

「山と高原地図」で確認すると、金比羅山の手前の道を下ると温泉のそばまでつくっぽい。
尾根を進み、分岐のポイントを目指す。
それにしても、この金比羅尾根は走っていて本当に楽しい。
余力があればこんなに楽しめるのか、ハセツネコースは。

地図の分岐よりも少し手前に瀬音の湯への案内が書かれた看板がある。
「これはか?でも横根峠って地図に書いていないしなぁ」
「ちょっと不安だし、とりあえず地図の通りに行こう」
と今回はパス。

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瀬音の湯への看板。今回は見送りました。

この分岐、いや~な予感がしたんだよ。

そしてそのあと橋の下を通る林道と合流する地点に到着。
どうやらこれが瀬音の湯へと繋がる道らしい。
金比羅尾根とはここでお別れ。

林道は楽しくないので、半分くらい歩いてようやくゴール。

日没前の到着が目標だったが、途中ゆっくり食事や休憩をしても十分だった。

瀬音の湯は施設全体がきれいだし、バスに乗っても駅まで近い。
なかなか快適。

ビールを飲んだところで、睡眠不足が来たみたい。
ここで完全に落ちてしまった。

今年はトレイルランニングの大会を通じて山を走る楽しさ、気持ちよさに触れた。
そんな私の2014年にふさわしい年の瀬の奥多摩ランだった。

ローマ 3 (バチカン)

前回のつづき

ローマ2日目。朝からバチカン市国へ行く。

昔学校の授業で「世界で一番小さい国」だと学んだ、ヴァチカン市国。

ホテルからバスで1本。終点から歩いて5分くらいだろうか。

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気がついたらサン・ピエトロ広場。入国していたっぽい。

この日はシスティナ礼拝堂が入場無料で観れる日(毎月最終日曜?)だったので、最優先で向かう予定だった。

上の写真右奥に見事な行列があった。

「これが入り口か、かなり並んでいるではないか。やはり人気だな」

何一つ疑うことなく待機列へ。並ぶのには慣れている。

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列は進み、気がつくと礼拝堂のなかへ。あまりの人で身動きができない。

さて、システィナ礼拝堂へ行かなくてはならないのだが、と係の人に尋ねる。

そこで衝撃の事実を知る。

システィナ礼拝堂につながっているバチカン美術館の入り口はサン・ピエトロ広場の外にあるという。

やっちまった!

ガイドブックをちゃんと読んでおけば間違えることはないイージーミスではないか。

間違えただけならすぐに外に出て正しい列に並べばいい。

だが、この日の美術館の開園時間は午前のみ。時計は既に11時になろうとしている。

急いで大聖堂の外に出て、バチカン美術館の列を探す。

広場から出て、列はすぐに見つかった。それくらい長い待機列だったのだ。

列の脇には「金を払えば並ばずに入れるぞ」と呼び込む男達がたくさんいる。

列はなかなか進まない。とてもじゃないが時間内に美術館に入れそうもない。

最後まで諦めずに並んでみてもよかったのだが、諦めてサン・ピエトロ広場へ戻ることにした。

システィーナ礼拝堂は再びこの地を訪れたときの楽しみにとっておこう。前向きな撤退だ。

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広場に戻ると、さっきまでの広大なスペースが嘘のように人々で埋め尽くされている。

なんでもお昼になるとローマ法王がお話をするんだとか。

キリスト教徒ではないが、ローマ法王を見ることなんてローマにいなければなかなか無い機会だ。

少し前に現法王フランチェスコが就任後世界中で歴代法王よりも世界中で意欲的に活動していたり、バチカンの腐敗と戦っているというのを知って興味をもっていたのだ。せっかくだから見てみよう。

多くのキリスト教徒たちと法王の出現を待つ。会場には様々な国旗やメッセージの書かれた横断幕が並ぶ。

騒がしかった広場が法王の登場で一気に静まる。

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簡単なお話なのかと思ったが、けっこう長い時間法王は話をしていた。

何をしゃべっているのか何一つわからなかったが、宗教的な現場に立ち会うことができただけで満足だった。

法王のお話が終わると、広場から人々が一斉に去っていく。

お昼ごはんの時間だ。

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バチカンの制服、ユニーク。

つづく

ロッショーリ @ローマ

前回のつづき

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お腹が空いた……ローマの街並みをかなり歩いた気がする。ようやくごはんだ。

イタリア最初の夜ごはんは、ローマの「Roscioli」。

ロッショーリとガイドブックなどでは書いてあるけど、ホテルの人は違った読み方をしていたなぁ。

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ネットで予約し、当日ホテルで電話をしてもらった確認をしてもらったのに、時間にいったら「予約入ってねぇよ」と言われて「はぁ?」と。

不機嫌な顔が効いたのか「1時間だったら大丈夫だ」みたいなことを言われて「なんだかなぁ」と愚痴をこぼしながら入店。

ちなみに旅行の前にいろいろなお店に事前予約をしていたけど、ダメだったのはこの店だけ。

あとでネットで調べたら、この店のサービスに関してはボロクソ書いてあるのが散見されるのでそういう店なのだろう。

 

この店は旅行へ行く前に「モヤモヤさまぁ〜ず2」でも取り上げられていたので事前の予習はできていた。

時間も限られていたので、さっと注文してサクッと食べることに。

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これはブッラータというチーズ(なのかな?)

袋のなかにチーズが詰まっていて、それとドライトマトを一緒に食べる。はじめて食べる料理。

日本ではなかなか食べることがなさそうだ。

そしてこの店がなぜ有名なのかというと、さまぁ〜ずも食べていた「カルボナーラ」にある。

なんでも一番美味しいカルボナーラなんだとか。

それがこちらだ。

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カルボナーラといえば学生時代、早稲田の「エルムで食べていた「カルボナーラ」を真っ先に思い浮かべてしまうのは早大生なら仕方のないこと。

だがこれが本場イタリアのカルボナーラ、エルムと全然違うじゃないか。共通していることといえば卵を使っていることくらいだ。

エルムでカルボナーラを知り、社会に出てエルムのカルボがカルボとは非なることを知った私が、ついに本場のカルボを食べる。

その味は、日本で食べたカルボナーラ(notエルム)とも違う味だ。

「なんだこれ……美味しいけどさ、カルボじゃないぞ」

そして後味が……しょっぱい。

美味しいけど、後味が来る。なんでこんなにしょっぱいんだ。

イタリア人は塩っけのある味付けが好きなのだろう、イタリア初日そう解釈したのだが、これほどしょっぱい味のパスタを食べたのは後から振り返ってみると、この店だけだった。

こういう風に書いてしまうと、なんだかおすすめしていないような内容になってしまうが、ちょっと違う。

これが現地で高い評価を受けている、本場のカルボナーラなのだ。

日本ではこの味は食べられないと思う。ローマに観光にいったら一度は食べて損はしない。

「エルムとは違うのだよ、エルムとは!」などと呪文を唱えながら食べるのもまたよいではないか。

そういう思い出づくり的な意味合いでも、個人的にはおすすめしたいお店。

ただし、サービスには目を瞑るように。

*ロッショーリ(Roscioli
Via dei Giubbonari, 21/22, 00186 Roma

つづく

ローマ 2 (コロッセオ方面)

前回のつづき

ローマ最初の観光はコロッセオ方面だ。地下鉄の駅でコロッセオまでは簡単にいける。

ローマはバスと地下鉄を使いこなすことができると街の主要なスポットへのアクセスが容易でとても便利。

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落書きなどあって警戒度MAX!!!! でも意外と安全。

駅を出ると、目の前にあの教科書で見たことのあるコロッセオがドカーンとある。

「おお……」と声を漏らさずにはいられない。

でもコロッセオはお預け。まずはその隣にある「フォロ・ロマーノ」へ向かう。

あたりにはセルフィーをするためにスマホを固定するスティックを売る輩がいっぱいだ。警戒警戒。

コロッセオ、フォロ・ロマーノはともにネットで事前予約が可能なので日本で済ませておいたほうがいい。

イタリアで並ぶのは面倒だ。

 リアル・ファイナルファンタジーなフォロ・ロマーノ

いきなりこれである。

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フォロ・ロマーノは古代ローマ帝国の中心地だったんだとか。

古代ローマ帝国って世界史だとギリシアの次に学ぶのに、それがこの21世紀にここまで保存されていることに驚きだ。

日本とかけ離れた世界を歩いている、不思議な感覚に陥る。

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ヨーロッパは受験で世界史を選択した人にはたまらないな。

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「ファイナルファンタジーだよな、これは」とおもわず口にしてしまうほど。

上の写真を撮ったところは「モヤさま」でコインを投げていた場所。

柱に乗っかるといいとかいうので、投げてみたがうまくいかなかった。残念。

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写真中央に見えるのがコロッセオ。古代と現代が一体化していてとにかく不思議。

フォロ・ロマーノを散策後、コロッセオへ向かう。

この日は暑かった。上の写真の左脇のお店で早速ジェラートを食べる。うまい。

スタジアムだよね、コロッセオは。

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「これは……スタジアムだね」というのが第一印象のコロッセオ。

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コロッセオの入場時間は季節によって異なるので要注意だ。

確か日没までが入場時間となっていたが、日没ってのが何時をさすのかわからなかったので確実な時間に行った。

ここも事前に予約していればサクッと入ることができる。

ちなみに僕のいった午後の時間帯でも入場券の列は長かった。

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階段の傾斜がキツい。昔の人は逞しいな。

中はかなり歩くことができる。僕は2階までしかいかなかったが、さらに上の階にもごく少数だが人がいた。

階段がきついので、上に行くよりは同じフロアを横に移動して眺めを楽しんだ方がいい。

コロッセオといえば映画「グラディエーター」。ここは娯楽のために殺し合いをしていた場所。

フロアに巨大な十字架が突き刺さっていたのが印象的だった。

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歩いて真実の口へ

コロッセオの散策後、地図を見ると「真実の口」までも歩いていけそうだというので歩くことに。

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途中、モヤさまでサイコロを投げてた場所を通る。

せっかく観光するので事前に映画「ローマの休日」を見た。

真実の口の場面がほんの一瞬で肩透かしをくらった気分になった。ところが、何気ないワンシーンだった真実の口を一目見ようと世界中の観光客が教会の外に並んでいるのだ。まぁその中の一人に自分も含まれるのだが。

真実の口は教会の人(?)にカメラを渡すとちゃんと写真をとってくれる、ナイスサービスな教会だった。

コロッセオ〜真実の口とけっこう歩いた。観光客はこの距離をあまり歩かないかもしれない。

羽田からノンストップでここまで来ている。さすがに疲労がみられたのでこの日2個目のジェラートを食べ歩きしたあとカフェでもう一休み。

公衆トイレがないので、トイレ=カフェ利用となる。なかなかあざとい街である。

そうこうしているうちに夜が近づいてきた。

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灯りに照らされた夜の街並みが様になる。雰囲気がさ、日本とは全然違うんだよなぁ。

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日が暮れた、お腹がすいた、そろそろ夕ご飯の時間だ。

つづく

ローマ 1

10月末〜11月上旬にかけて会社を休んでイタリアへ行ってきた。

旅行のことはゆっくり更新していこうと思う。

初めてのイタリアは、ローマ→フィレンツェ→ミラノ→ヴェネチアというルートをとった。

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ローマの駅

 

「地球の歩き方」を読むと、ローマの読者体験談の欄はスリ被害の報告ばかりだ。

ちょっとした隙に簡単に財布が抜かれるという……恐ろしいな、犯罪都市ローマ。

これは気を引き締めなくてはいけないな、と厳戒モードでローマの駅を降りる。

視界に入るあらゆる人間をスリ常習犯とみなして駅を抜けてタクシーに乗る。

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駅前の通りではデモ行進?をやっていた。否応なしに気が引き締まる。

今回宿泊したPalm Gallery Hotelは、ローマの中心地から少し離れたところにある。

ホテルにつくとすぐさまテラスでビールをいただいた。ありがたい。

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ローマの駅から緊張していたが、ホテルの方と話をしていたようやく気持ちが和らぐ。

ホテルは街の中心からは離れているが、地下鉄やバスを使えば容易にアクセスできるということ。

ホテル周辺の飲食店のマップ、バスのチケットの買い方などを丁寧に教えてくれた。

事前にレストランを予約していたのだが、それらがちゃんと通っているかも、電話して確認してくれた。

なんといいホテルなんだろう、ホッと一息である。

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テラスから。緑も多くて素敵だ。

今回の旅行ではそれぞれの街でホテルを利用したが、ローマのこのホテルが一番良かった。

スタッフの方も丁寧に答えてくれるし、朝ごはんも美味しかった。

ここで旅のベースを作れたのが後々につながったと思う。

ホテルに到着したのは、午前中でまだまだ時間がたくさんある。

旅行のスケジュールを確認するとローマ初日から予定がビッシリではないか。

ビールを飲んで、準備を済ませるとさっそく街へ出かけた。

(つづく)

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ホテル周辺の街並み。ローマ中心の街並みとは随分違う印象。

J1昇格プレーオフ決勝戦を観戦。

日曜日は味の素スタジアムにJ1昇格プレーオフ決勝を観戦。本来であれば土曜日にここで開催されたマリノスの試合を観る予定だったのだが、仕事で休日の予定は塗りつぶされてしまったのだ。

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決勝のカードは、J2年間3位のジェフ千葉と6位のモンテディオ山形。今年のプレーオフは昇格資格のないギラヴァンツ北九州がリーグ5位に入ったため変則的なトーナメントで3位の千葉は決勝にシードで出場し、4位のジュビロ磐田と6位モンテディオ山形が1回戦を戦った。

勢いがあるのは、何と言ってもモンテディオ山形だ。磐田との1回戦、後半終了間際のGK山岸選手のヘディングはJリーグの年間ベストゴールに値するほど美しく、残酷なほど劇的なゴールだった。僕はテレビ中継で、あまりの衝撃的なゴールを前に叫び声をあげて震えてしまった。
しかし、優位なのは3位千葉。引き分けでも昇格のアドバンテージがある。

味スタには3万5000人の観衆が集い、両チームのサポーターが集結。最高の舞台が整った。

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山形サポーター。無数のチームフラッグが美しい。

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ジェフのゴール裏。 「一戦必勝」とあるが、勝たなくても昇格できる

この90分が来年クラブが属するカテゴリーを分ける。選手のキャリア、生活に線を引く。サポーターの想いが届くのは片方だけだ。白と黒、明と暗、1部と2部の狭間で様々な人間模様が揺れ動く、至上のエンタテインメント、それがプレーオフ決勝だ。

同カードの天皇杯準決勝は山形が勝ったけど、試合序盤主導権を握ったのは千葉だった。山形のゴールに遅いかかる。セットプレーからあわやゴールというヘッドもあった。しかし、山形にはGK山岸選手がいる。

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山形はなかなか好機を作れない。ただ数少ない山形の攻めの中で気になったのは、千葉のGKは山岸選手と比べると落ち着きに欠いているように見えたことだ。両チームのGKの差は後々響くかもしれないな、なんてことを考えていた。

山形は前半スコアレスドローで逃げて、後半どこかでディエゴ選手を投入したところで勝負をかけるしかないか、など後半の展開を考え始めたハーフタイム手前で先制したのはまさかの山形。かつてマリノスにも所属していた山崎選手のヘディングがゴールへ。試合の流れからして、動くのは後半からだと思っていたのでこれは意外。「面白くなってきたな」後ろからそんな声が聞こえてくる。

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得点の直後、山形ベンチからは控えの選手たちが飛び出して喜ぶ

このままではJ2残留が決まってしまうジェフ。このままでは3年連続プレーオフ敗退だ。
後半はジェフの猛攻が続くだろう、山形は忍耐だ。東北の忍耐力が試される45分……なんて考えていたのだが後半開始から山形の攻撃が続く。

山形の選手は前線からとにかく走る、走る。長い距離を走ってまでキーパーにプレッシャーをかける意味があるのかな、なんて思ったりもしたけど、それだけがむしゃらにやって燃え尽きることができるのが、このボーダー上にいる90分なのだろう。怪我したっていい、ぶっ倒れてもいい、それでもJ1に昇格したいのだ。だから走る。熱いじゃないか、山形。

一方の千葉も防戦一方ではいられない。途中交代でケンペス選手を投入したところからギアチェンジ。千葉の圧力が増し、何度となく山形ゴールに攻め上がる。山形はヒヤリハットする場面の連続。特に山岸選手が飛び出し、一度ゴールががら空きになった場面で失点するかと思ったが、ここも再び山岸選手がセーブし、ディフェンス全員で守ってピンチをのりきる。

山形の選手は最後まで動き続けた。

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天皇杯準決勝同様、勝ったのは山形。
来年のJ1昇格最後の1枠に滑り込んだ。

J1昇格プレーオフもこれで3回目。これまで昇格を果たした大分、徳島はともに1年で降格している。プレーオフの昇格枠が毎年降格するようでは、今後プレーオフの意義も問われてくるだろう。戦力面では現状J1クラブの劣るわけで、来年の開幕に向けて何を補い、どう戦いぬくのか。昇格のフィーバーで終わるのではなく、選手、フロント、サポーターが一丸となってまずは残留(これが大きな目標かもしれないが)を果たしてほしい。

これで来季のJ1、J2クラブが決定。
来年のJ2は今年以上に混沌としている。果たしてどのクラブがこの決勝の舞台に進むのか。
まったく読めないぞ、J2。

 

 

そして山形のビッグゲームはまだまだ続く。激闘の12月、最後は天皇杯決勝。
相手はJ1で優勝を決めたガンバ大阪。
開幕前にJ1のトップレベルの攻撃力を肌で感じることのできる、格好の舞台だ。

ここまで来たんだから選手もサポーターも存分に楽しんでほしい。

2014 J1 第33節 アルビレックス新潟戦

ホーム最終戦はアルビレックス新潟との試合。

昨年のホーム最終戦も同じ新潟との試合、あの試合に勝っていたらマリノスはリーグ優勝を達成していた。

なんだか随分前のような気がする。

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今年はタイトル争いに絡むことなく終わってしまったマリノス。

マリノス、新潟ともにタイトルもなければ、残留もない。リーグ全体でいえば華のない試合だ。

 

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スタジアムにも空席が目立つ。昨シーズンはJ1の動員記録を打ち立てたカードだというのが嘘みたいだ。

やはりタイトルが絡まなければ寂しいものがある。

 

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今期限りで退任する樋口監督、小林ヘッドコーチにとっては、最後の日産スタジアムでの試合だ。

 

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新潟は手強い相手だった。

きわどいシュートを何発も喰らったが、GK榎本選手がすばらしいセーブをみせてくれた。

決勝点は伊藤翔選手。一年間しぶとく先発で起用してくれた樋口監督の期待に応えた泥臭いシュートだった。

 

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1-0、面白みのない試合に感じられるかもしれないが、このくらいがちょうどいい。

 

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ホーム最終戦のセレモニー後、ゴール裏に樋口監督がやってきた。

監督としての手腕は正直言ってわからない。でも人柄は本当に一流。

おつかれさまでした。次の舞台での活躍を祈念しています。

 

 

 

試合後の嘉悦社長の挨拶では、株主であるマンチェスターシティのグループの情報網などをつかって来季の準備をしているという。

監督人事以外にも、シティが株主になったことでこれまでの日産色オンリーから変わっていきそうな気がする。

そんな変化を予感させるシーズン終盤だった。

最終節のアウェイFC東京戦はチケットを取っていたが、仕事でいけなくなってしまった。

よってこれが今年最後のマリノス観戦に。

現在7位、相手チームの結果次第だが6位の可能性も残っている。

何も成し遂げらなかった寂しいシーズンだったが、残り90分チャンスを与えられた選手は出し切ってから年越してほしい。

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日産スタジアムともしばしのお別れ。

また来年。