(前回のつづき)
温泉旅館の楽しみのメインはやはり温泉だ。
(料理やお酒という方もいるかもしれないが)
望水の温泉は大きくわけて2つ。
1つは大浴場。こちらは2種類の温泉があり、24時で男湯と女湯を切り替えるようだ。1泊2日であっても、到着した日と翌朝とでどちらの浴場も利用できる。
そしてもう一つは個室の温泉「プライベートガゼボ」。これは個室の貸し切り温泉で海辺を眺めながらゆったりと温泉を楽しむことができる。おそらく望水が売りにしているであろう人気のコンテンツ。
プライベートガゼボは、1組50分無料で利用ができる。ガゼボの種類は4種類。もし、入りたいガゼボを事前に決めていたら、宿を予約の際もしくは予約後に希望のガゼボと時間を早く指定したほうがいい。先着順なので。
私が今回利用したのは「日のなごり」というガゼボ。
小さな入口をくぐってみると、こんな部屋になっている。
小さな入口からは想定できない奥行きと広さだ。
上の写真でうっすら見えているソファの奥には、温泉が見える。ソファの傍には鏡などが。温泉の隣には、身体を洗う場所も用意されている。
温泉は源泉掛け流しで熱め。お茶とお水が用意されているので、それらを飲みながらまったり過ごすといい。
僕の場合、正直温泉に長い時間入っているのは得意ではなく、他の人と比べると早めに湯船に出てしまうことが多い。
このお湯も熱く、じっくりのんびりと入っていられる感じではないなと思っていたが、50分の利用時間はあっという間に過ぎていった。浴槽に腰掛けてのんびりお茶を飲み、少し身体が涼んだところで温泉に入る、暖まったらまた腰掛けてお茶……を繰り返すことができるのが個室の魅力。
この日はあいにくの天気だったが、もし月び見える好天であれば、幻想的な時間を過ごすことができただろう。