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第6回 神流マウンテンラン&ウォーク (前日編)

今年最後のトレイルランニングの大会となる「神流マウンテンラン&ウォーク」に参加した。

ネットではこの大会の評判は非常に高く、抽選で当選したときからずっと楽しみにしていた。

東京駅からシャトルバスにのり、群馬県の神流(かんな)町へ向かう。
バスが高速に入り、浅い眠りにつく。

目をさますと、山々と眼下には湖(ダム?)が広がっている。

電車でここへ向かうことはできなそうだな。かなり山間のエリアなのだろう、そんなことをボーっとした頭で考えているうちに到着。

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ハセツネのときと打って変わって、山は紅葉シーズン。

日本の豊かな四季の移り変わりをダイナミックに感じられるときだ。

先週の今頃はまだイタリアにいたが、見ている景色は随分異なる。どちらも美しいことに変わりはないのだけど。

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時間があったので受付のあとブースの出展を見て回る。

見所はThe North Faceのブース、ほとんどの商品が50%オフ。ビーニーとウェストバッグを半額で手に入れることができた。

受付会場そばの施設では、大会のプロデューサーである鏑木毅さんのトレラン講座が開催された。

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写真右にある「基礎講座」っぽい写真を選んでみた

鏑木さんの手がける大会は6月のスパトレイル以来だ。

「トレイルランニング基礎講座」とうたっているが、トレイルランニングにおけるテクニカルな話はほとんどなし。

鏑木さんがどういう思いでこの大会を手がけているのか、神流の森の魅力、そしてコース説明が主な話。

会場は立ち見が出るほどの盛況ぶりだった。

ここの自然との出会いは鏑木さんが群馬で役人をしていた頃。

仕事に行きたくなくて落ち込んでいた、うつっぽい時期に窓から見えた神流方面の自然に魅かれて足を運んだのがはじまりなんだとか。

手がけている大会にはそれぞれ魅力があるけど、神流のトレイルの魅力は「物哀しさ」(会場爆笑)だという。

自分が迷ったり、落ち込んでいるとき、ここのトレイルを走ると自分と向き合って前へ進むための答えが見つかるトレイルだという。

そういう向き合うために適した「物哀しさ」があるのだという(大会だとあまり感じられないかもしれないが)

神流町は戦後には人口が1万人以上いた町だったが、今は2100人程度。しかも毎年100人近く減っている。

過疎という大きな問題を抱えている地域。温泉などの観光資源もない。

ただ、豊かな自然という財産がある。

それを過疎の解消にはつながらないかもしれないが、町を盛り上げるきっかけにしたいという想いではじまったのがこの大会だという。

大会名に「トレイルランニング」という言葉を使っていないのがこだわりで「ウォーク」という言葉にこだわっている。

この大会は成績やタイムというよりも、神流の町、自然を楽しんでほしいとのことだった。

今年から抽選となった影響か、自分も含めて初神流がとてもおおいようだ。

鏑木さんの話は笑いの連続でとても盛り上がった。

 

そしてこのあと、学校の体育館で開催されたのがウェルカムパーティー。前日のメインイベントといってもいいだろう。

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座るテーブルはあらかじめ指定されている

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手作りの料理、そしてビールやワインなどのお酒が並ぶ

食べ放題、そして飲み放題。大会前日のカーボローディングにうってつけのイベントだ。

出てくる料理はどれも地元の方々が作ってくれたもので、鮮度も高くとても美味しい。

ものすごいおもてなしなのだ、これに出ると神流の大会の素晴らしさを実感する。

この大会の本気を早くも前日からみた。

写真は最初テーブルに載っていたもので、このあと鮎の塩焼きなども出てきた。

またうどんや煮物は取りに行かなくても、次々と運ばれてくる。

断りきれずあれこれ食べてしまうのだ。

お口がまったく暇にならないシステム。

そして「岩魚の骨酒」という日本酒が苦手な私が飲んだら絶対に危険そうなお酒なのだが……これがうまい。

「飲んだらまずいよなぁ」と思いながらも、止まらんのだ。

ビールとのちゃんぽんもあってあっという間に酔っ払ってしまった。

ただ他のテーブルでは激しく出来上がっている人たちもたくさんいたので、静かに酔った自分はかすり傷程度。

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最後に歌う大会応援歌「トレイル⭐︎ランナー」

イベントの最後に披露された、大会の応援歌「トレイル⭐︎ランナー」は急遽アンコールがかかるほどの盛り上がり。
(この歌、恐ろしいことに走っている時ず〜っと頭から離れなかった。名曲)

こうして神流のおもてなしにどっぷり浸かり、初日が終わった。

旅館へ向かうバスの途中「もう明日は走らなくてこれだけでいいんじゃないか、もう神流を満喫しすぎたよ」なんてことを考えたり。

でも、明日は早朝から走らなくてはならない。

風呂からあがって21時過ぎ、部屋に戻ると相部屋の方々はすでに眠りについていた。