フィレンツェのドゥオモを観光するうえで欠かせないのが「ジョットの鐘楼」と「クーポラ」。どちらも階段が多く、体力を消耗してしまうかもしれないが、ここはせっかくなので両方楽しむことにした。
まずはジョットの鐘楼から。当たり前だがエレベーターのような便利なものはないので、階段を登っていくしかない。上のほうへ進むと通路はかなり狭い、人一人通るのがやっとだが、登りも下りも同じ階段を利用するのでうまいことやるしかない。
頂上まで到着するとこのような風景が広がっている。
ちょうど日が傾く時間帯だったので、街のオレンジ色が夕日と重なってとても美しかった。
つづいてクーポラ。
クーポラはジョットの鐘楼よりも人気で、待機列がとても長い。教会の外にずら〜っと長い列が伸びていて、閉館までに間に合うのか心配になった。
実際並んでいる途中で閉館時間になったから「今日は無理かな」と諦めかけたのだが、辛抱強く待っていたら入場することができた。
クーポラもエレベーターはない。階段をひたすら登っていくしかない。頑張ろう。
すごく冷静と情熱のあいだにいるような場所がクーポラ。長い時間いたわけではないが、あっという間に暗くなってしまった。
クーポラは眺望を眺めるのがもちろん一番の目的となるが、天井画に近づける場所がある。その天井画接近区間がとても楽しかったのでそちらもおすすめ。
ベタな景色を楽しむならジョットの鐘楼。
景色プラスアルファの要素ならクーポラ。
どちらも足腰を消耗するので、それだけは要注意。
<おまけ>
後日、フィレンツェ郊外にあるアウトレットに行った。そこは中国人観光客ばかりでブランド品を文字通り両手で抱えきれないほどヘヴィな買い物をしていたんだけど、クーポラ関係ではまったく見かけなかった。中国人の観光ルートには含まれていないのだろうか。それともたまたまだったのか。
ちなみにアウトレットはなかなか強烈。プラダなんかは、定価で買うのがバカバカしくなるほど安いので買い物好きな方はぜひ。 駅のそばにあるバスターミナルから簡単にいくことができます。