月別アーカイブ: 2015年10月

エアジョーダンの記念イベント、MUSEUM 23 TOKYOへ行ってきた

エアジョーダンシリーズを始めとするナイキのジョーダンブランド30周年を記念し東京都現代美術館で開催された「MUSEUM 23 TOKYO」へ行ってきた。

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展示自体はシンプルなものだったが、日が暮れた閉館間際の時間だったのでゆったり見ることができた。事前のweb予約が必要だったが、当日その場で申し込めば入場できるようだった。

ファンにはたまらん展示、ファッションとしてのジョーダン。

エアジョーダンシリーズのスニーカーは、歴代のシリーズが一列に。ショップなどとは違い、ショーケースに並んで収められているので一つひとつの作品性が味わえる展示となった。

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天井を見上げるとそこには、MJのポスターが。懐かしいデザインだ。

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美術館の中にはバスケットコートが。ボールも貸し出されていたので遊ぶこともできる。私はボッチだったので大人しくスルー。ボール拾いでもすればよかっただろうか。

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ジョーダンの緊張感が再現されるアトラクション

今回の展示の目玉はこれ。この建物の中で繰り広げられた「LAST SHOT」。151020-01-7

シカゴブルズ2度目のNBA3連覇を決めた1998年NBAファイルのユタジャズとの試合で放ったジョーダン現役最後のシュートを再現できる。

まずはこの動画を見てほしい。

試合終盤で1,2点差の緊張感溢れる「ミスの許されない」局面。ジョーダンはフリースローを2本とも決めるが、ジャズはストックトンの3ポイントで3点差に引き離す。次のブルズのターンでジョーダンはレイアップを決めて再び1点差に迫る。まだジャズが有利。だが、次のジャズの攻撃の場面でジョーダンは相手からスティールして自らボールを奪い、ドリブルで突進。残り時間5秒で放ったジャンプショットはジョーダン現役最後のシュートとなり、ブルズが1点差でジャズを破り優勝を決めたシュートともなった。

今回はこれに挑戦できる。試合が始まると真っ白だった壁(ビジョン)が突然満員のアリーナに変身。臨場感溢れる中でプレーヤーはラストショットまで5秒を切ったところからボールを持ってスタート。相手ディフェンスがつく中、床のスクリーンに映し出された進路に沿ってドリブルし、シュートを放つ。

私が申し込んだ時はすでに満員だったので参加できなかったのでしばらく見学していた。
「バスケ経験者です」「さっきまでバスケの練習をしてきました」と言った「やってくれそうな人たち」も、このたった一度しかチャンスの与えられないワンプレーを決めることがなかなかできない。

一人当たり10秒も満たないアトラクションだが、立派なエンターテイメントとなる。

これを書くにあたって上のラストショットのビデオを見直して、思わず「Yes!」と声を上げてしまった。ブルズで3連覇を果たした後に引退、野球の道へ進み、再び復帰、そしてブルズを2度目の3連覇に導き、引退。3連覇することの難しさ、そして引退期間を挟みながら、それをもう一度やってしまう難しさ。こんな選手、2度と会えないだろうな。

トレイルランナー・山本健一 書籍出版&レース入賞記念トークライブ・サイン会

湘南T-SITEで開催された山本健一さんの「書籍出版&レース入賞記念トークライブ・サイン会」へ行ってきた。先日出版された書籍「トレイルランナー ヤマケンは笑う」はすでに読んでいたが、今回はちょうどUTMBと同時期に同じフランスで開催された「レシャップベル」(144km、累積標高1万900m)で2位になった話が中心のようだったので興味津々だった。

(書籍は絶賛発売中なので読んでみてください、爽快感全開の1冊です)

トークは今回レシャップベルに同行したフォトグラファーの廣田勇介さんとの対談形式で振り返る内容。スライドには廣田さんが撮影した写真が映し出されて、それに沿って振り返る。参加者はきになるところで勝手に挙手して質問するスタイル。

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めっちゃ綺麗なブルー、こんなところを走るなんて。

参加者が関心を持っていた一つがヤマケンさんの「食」について。上の著書に書いてあるのだが、ヤマケンさんは酒、カフェインは一切取らなくなった。できれば白砂糖も取りたくないそうなのだが、これは色々な料理に含まれているので完璧には無理だそうだ。元々お酒は大好きだそうだが、最初の2つは絶っているという。アルコールやカフェインはそれ自体が感情を支配する作用がある。ヤマケンさんが掲げて取り組んでいる「野生の走り」を「自分の思いままにコントロールする」という取り組みには、「何かに支配される」ということは大きな障害になる……確かそんなことを話していた。ただこれが本当に正解なのかはわからない、手探りで「実験している」との事だった。

100km走って野生モードに

この「野生の走り」はこのレシャップベルの話でも再び出てくる。最初は「ノルウェーの大会」だと聞いて参加することを決めたそうだが、実はフランスだったというレシャップベル。100マイルならまだしも、144kmで累積標高が1万メートルを超えるというコースは最もキツく、そしてこれまで走った中で一番美しい風景だったと話していた。

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いつもはエイドで待ってくれているサポートクルー(チームヤマケン)と話をするのが楽しみでエイドに入るというが、今回はあまりの辛さに上の写真のようにエイドで倒れこんでしまったという。本のタイトルにある、彼のスタイルでもある「ヤマケンは笑う」とはいかなかったわけだ。非常に厳しい状況でレース中に何度も眠ったという。

そして100kmを過ぎてようやく「野生の走り」がやってきたという。野生の走りは、レース中に一度しかやってこない。またコースをロストしたり、ちょっとしたきっかけで終わってしまうという。確変とでもいうか、アスリートのいう「ゾーンに入る」というニュアンスに近いのか、無敵状態になるのだろう。対談相手の廣田さん曰く、野生モードに入ってからはエイドに戻ってくると声や肌ツヤが違ったとか。このスーパーな状態をできるだけ長く、自分の出したい時に発揮するために取り組んでいるのが「実験」だという。

いやぁ、この話が面白いのだ。「もうダメだ」というところから、驚異的な復活を遂げてゴールまで突っ走っていく。まるでスーパーヒーローのようじゃないか。ウルトラトレイルのアスリートの状態は科学的にどれほど研究されているのかわからないが、まだまだ人間の未知の領域、もしくは遠い昔に人間が忘れてしまった何かがそこにはあるような気がした。

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来年発売予定のヤマケンモデルのザック。ザイゴスをベースにストックの収納など山本さんの要望・意見が反映されて改良されているっぽい

海外の大会はいつも誰かが勧めてくれた大会を「それよさそうだね」と決めているそう。自分からは選ばないそうだ。来年の予定はまだ決まっていないとのこと。「また誰かが勧めてくれたやつに出ます」みたいなことを話してくれた。

あまりに話が膨らんで、レシャップベルの話はかなりハイペースで話して終わってしまったが、あっという間の時間で自分含めて参加者の人たちは充実した時間を過ごせたのではないだろうか。山本さんは世界のトップレベルで上位に入るトレイルランナーだが、普段は山梨県の高校教師だ。なかなか関東に住む私が話を聞く機会もなく、こうして書籍の出版を通じて機会を得ることができたのは大変嬉しかった。

「Harder and more Beautiful」 L’ECHAPPEEBELLE:華麗なる脱出 from RIGHTUP Inc. on Vimeo.

今回の山本さんのレシャップベルの映像が上のリンク先にあります。美しく、厳しいレース、支える仲間たちの30分強のドラマ。これ無料で公開していいのでしょうか。必見です。

パーゴワークスのファストパッキング用パック「RUSH 28 」

先のエントリーで赤岳に行ったことを書いたが、その時に活用したのがパーゴワークスの「RUSH 28」というファストパッキング用のザックだ。

正直ファストパッキングはやったことがなくて、今回は行き帰りの着替えや防寒具などを持ち運ぶ必要があった。トレランのザックでは足りない。基本は歩きだけど、下りは走りたいので揺れるのは嫌だ。そこでしかるべきサイズのものが必要となった。その結果、幾つかの候補の中からRUSHを選んだ。あくまでハイクとして使ってみただけなので、ファストパッキングとして検討している人にとっては参考にならないエントリーだ。

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大きくなっても変わらない「RUSHらしさ」

以前『パーゴワークスのトレランパック「RUSH7」』というエントリーを書いているように、RUSH7についてはレースやトレイランで使っている。RUSH7やその後発売されたRUSH14を使っている方にとっては、このモデルにも「RUSHらしさ」が継承されているのでサイズが大きくなっても安心できる、信頼できるのが一番大きいのではないだろうか。要するに上の写真にある胸の伸縮性の高い生地で作られたボトル収納やジェルなどを収納できるスペースのことである。これを背負って前だけ見たら「RUSH7」を背負っているようにも……見えなくはない……はずだ。

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こんな感じでペットボトル以外もニョキっと入る。

だからRUSHを使っている人は問題なし、スムーズに導入することができるでしょう!と完結にまとめてもいいのですが、せっかくなので少しだけ書いてみようと思う。

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一番上のポケットはメッシュに。パッと中身が把握できる便利さもある一方で、天気の悪い時は簡単に濡れてしまうので入れるものを選びそう。そこはお天道様と要相談。

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一番気になったのがこのザックの特徴でもあるトップスタビライザーとメインアクセスの関係。トップスタビライザーを引っ張って、体に寄せることによる安定感がこのザックの魅力だと思うのだけど、荷物を出し入れする際には一度スタイビライザーを緩めなくてはいけない。慣れてしまえばなんてことのないのだが、最初は戸惑ってしまった。

「走る」選択肢を持つ人の望みに応える一品

とはいえ、スタビライザーを使った時のフィット感、そして「センターコンプレッション」の組み合わせがこのザックの快適性を顕著なものとしているのも事実。これが、いいのだ。

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センターコンプレッションをMAXまでやってみるとここまで縮む

センターコンプレッションで余計な空間が縮まり、ザックの密度が増す。これとスタビライザーを組み合わせてみるとグッと荷物が背中側に乗ったような感覚になる。そう、トレランのザックを背負った時のような、あの位置感だ。

そうすると、走りたくなるのだ。特に私のようにファストパッキングではなく日帰りハイクであればなおさらだ。28リットルのザックを背負っているような気がしない。胸元はRUSH7と同じなのだ。あとは気持ち良くトレイルを駆けおりるだけなのだ。

ハイクをするだけだったら他のザックでもいいだろう。ただ、そこに「走る」という行為を選択しとして持つのであれば、損はしない一品であるように感じられた。これに泊まり関係のギアを積んでみるとまた違うのかもしれない。あくまでハイクの範囲でのインプレッションは以上だ。

OMMで使う人もいるのかな。終わったら感想をネットで見つけてみたい。

RUSH28については、スペシャルサイトに細かく機能が紹介されているのでそちらをどうぞ。

日帰りで赤岳に行ってきた

何を思い立ったのか、10月の連休を使って八ヶ岳の赤岳に行ってきた。

連休……と言っても半ば日帰りのようなもの。日曜日の夜にバスに乗って、月曜未明に八ヶ岳山荘に到着。そこで5時まで仮眠のつもりが、爆睡してしまい寝坊。慌てて出発することに。

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八ヶ岳初体験。野辺山ウルトラを思い出す。

当初のコースは「美濃戸口〜南沢〜行者小屋〜中岳のコル〜阿弥陀岳〜赤岳〜地蔵尾根〜赤岳鉱泉〜北沢〜美濃戸口」という日帰りルート。帰りは午後3時発の新宿行きのバス。その前に八ヶ岳山荘のお風呂にも入っておきたい、そんなことから美濃戸口には午後1時過ぎには戻ってきたい。あまり時間はないのだ。

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それにしても八ヶ岳は寒い。ついこの間クールビズが終わった都内とは勝手が違う。氷点下の世界だ。秋はすでに終わって、これはなんじゃないか。
南沢を進む。途中から水の枯れきった川のような石だらけの道をひたすら歩く。足場が不安定で歩きづらいと思っていたら、隣の小道を歩く人たちが。ああ、あれが正解だったのかと思っているとあっという間に行者小屋に到着した。

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行者小屋では家にあったあまりもののジェルで補給。

小屋の隣にはテント場があってまだいくつものテントが並んでいた。
いやぁ、この寒さの中テントで耐えきれるのだろうか。昨日は確か雨だったはずだ。来月開催されるOMMに出る人にとってはいいテストになるのかもしれないが……。

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行者小屋ではたくさんの登山者がいたが、「中岳のコル」へ向かう道になると途端に人が少なくなって心細くなる。それでも少しずつ高度感を実感していくと気持ちは高ぶるものだ。

コルに到着。すると一気に視界が開け、登山客も増えた。

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この日、とにかく富士山が美しかった。

おお、これぞ連休といった賑わいだ。ザックがたくさん置いてあると思ったらどうも阿弥陀岳へ登るのに重い荷物は置いて登るらしい。なるほど、これが阿弥陀岳か。

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ハシゴが見える。阿弥陀岳。楽しそう。

ここでしばし悩む。登るべきか、避けるべきか。阿弥陀岳には登りたい。でも、メインは赤岳だ。バスの前にお風呂に入らなくてはならない。何せ初体験、この先どんな展開になるのかも読めないので……う〜んと悩む。結局無理せず阿弥陀岳はパスすることに。ここで今日の目標が明確に「赤岳」となる。そうと決まれば向かうだけだ。

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途中で「中岳」という小ぶりなピークに到着。ここを下りきるといよいよ赤岳だ。

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中岳の頂上から赤岳を見る。あのてっぺんまで行くのだ。写真下の2本の棒のようなのが人だ。

序盤はジグザクに歩きやすい道が続く。上の写真を撮った時は「まじかよ〜」と感じるが、実際はそこまでの距離感やハードなものではなく、ホッとした。想像したほど傾斜もなく軽快なリズクで心地よく歩む。

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後半戦はゴツゴツとした岩が多く、手を使いながら進んでいく。手を使って四つん這いで登るのは実は大好き。お猿さんになった気分が味わえる。

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鎖に掴まって慎重に登り下りをするので、集団と入れ違いになると彼らがすべて降りるまで気長に待ちながらゆっくり進む。頂上までの理由は上のような理由で休憩時間が多かったので、私は疲れることなくゆったりとした登山を楽しむことができた。

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赤岳山頂、標高は2899m。1mくらいおまけしてやってもいいんじゃないだろうか。ここが八ヶ岳では一番標高が高いんだとか。頂上が近づくにつれて風が強くなってきた。この日は全体的に風が穏やかだったはずだが、頂上は容赦なかった。

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頂上で富士山を眺めていると、周りから「昨日が初冠雪だった」という話を聞いた。雪をかぶった富士山。今年の夏は日帰りで富士山にも登ったのだった。季節は確実に進んでいる。

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頂上から赤岳展望荘(上の写真右の青い屋根)への下りはスリリングな傾斜。一方登る方も大変で怖い怖いと言いながら登る女性とすれ違った。展望荘ではお手洗いを借りて、ホットカルピスをいただく。よく考えたらジェル一つしか補給していなかった。日差しが差しても寒いものは寒い。カルピスがやんわりと体を温めてくれる。

実はここでかなり長めに休むことにした。と言うのも、お風呂の時間をしっかり取ったとしても想定よりもかなり早いペースで来ていたのだ。ストックを使わず、腿に手を置いてハァハァ言いながら登るのでコースタイムよりもずっと早いペースになってしまう。かといって少し寄り道をするのもバスやお風呂の関係もあって心配なのだ。

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下りは走りやすいトレイルが続く。今回はパーゴワークスの「Rush28」を使っている。少し大ぶりのザックだが、ジョグ程度のペースで走るのには困らない。

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シューズはHOKA ONEONEの「Speedgoat」。シャモニーでは普段履きとして使っていて実戦投入しなかった。そんなこともあって今回やっとトレイルで履くことができた。ビブラムソールがいいのかな、滑ったりするストレスもなく霜がとけてぬかるんだ場所でもすっと移動することができた。

赤岳鉱泉でちょうどお昼を迎えたのでランチでカレーとコーヒーを食べて一休み。テント泊の人たちが鍋やらなんやら楽しんでいるのが楽しそうだ。1泊できればゆったりでも色々と移動ができて楽しそうだな、八ヶ岳は。

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美濃戸口には1時すぎに到着。お風呂に入って、ビールを飲んでまったりしながらバスを待つ。帰りのバスは連休最終日ということもあり渋滞していたが、ウトウト眠っていたらのでそれほど長時間に感じられなかった。

もう山には冬が訪れていた。年内に行くことはないが、山小屋やテントの宿泊を温かい時期にすればトレランとは違った楽しみが味わえそうな気がした。今回の入門ルートは、山小屋も水場も豊富で疲れたらすぐに休憩できるのがいい。

幼い頃はなんとも思っていなかったけど、自然を楽しむというのは贅沢な遊びなんだな。

※Speedboat、結構在庫が切れているみたいで……。ブラックの方はまだある方かな。

 

THE NORTH FACE Athlete Talk Session UTMF Special w/Seb&Robb

何を今更といった話になるが、9月には「ウルトラトレイル・マウントフジ(UTMF)」があった。
国内最大のトレイルランニングレース。国内では貴重な100マイルレースの一つだ。

私は抽選の結果、落選という大変残念な状況で、UTMFとは無縁な9月を過ごすつもりでいた(当選したとしてもCCCの燃え尽きが大きく心と体の準備が全くできていなかったはず。それに悪天候で半分も走れなかっただろう)。ところがUTMF開催に伴う関連イベントに参加することでUTMFウィークを楽しむことができた。

それがノースフェイス原宿店で開催された「THE NORTH FACE Athlete Talk Session UTMF Special w/Seb&Robb」だ。ノースフェイス契約のアーティスト、セバスチャン・セニョー選手(フランス)とロブ・クラー選手(米国)がUTMFに伴って来日、それを記念してのトークセッションとなった。

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セブ(左)とロブ。時間はあっという間に過ぎていった。

セブは今回はSTYに参加(見事優勝している)、そしてロブは残念ながら怪我でDNF、出場する奥さんのサポートに回るという。

セブからは怪我からのリカバリーに関する話、そしてロブからは2連覇を果たしたウエスタン・ステイツの話が中心にトークが繰り広げられた。トップ選手の話だがテクニカルな話はそこそこでほとんどはマインドに関わる話で、聞いているだけで沸々とモチベーションが上がってくる気がした。(大事なのは行動することなのだが、体はまだ充電を欲している)

実は最も驚いたのは質疑応答で、参加者からの質問のほとんどが英語なのだ。参加者はできる奴ばかりではないか。
「英語がわからない人もいるんだよ、まじ勘弁してくれよ」「英語の話せない人は質問しちゃいけないムード漂ってない?」などと疎外感を味わう一時だった。シャモニーならまだしも原宿でも言語の壁に阻まれるとは。

こうしたトップ選手たちがわざわざ日本までやってきて、こうしたトークイベントに参加することができるのもUTMFがあるからだ。参加しない私も恩恵を授かることができた。セブとロブと写真まで撮ってしまった。二人ともナイスガイじゃないか。ありがとうUTMF。そして私も出たいぞUTMF。

UTMBのような大会を目指す必要はないと思うが、国外への発信力を持つ100マイルレースは日本にあるべきだと思うし、UTMFはそうでなければならない。今後もこうしたイベントの開催を続けていってください。シルバーウィークは仕事オンリーだったが、おかげで素敵なリフレッシュタイムとなった。

【参考書籍】

毎年様々な課題が出るUTMFだが、それを一つ一つ乗り越えていい大会になっていってほしいとこれを読むと素直に思える。そして「俺もUTMFに出てみたい!」と思うようになるもんだから厄介だ。そこんとこ要注意だぞ。

ロープウェイで富士山超え、エギーユ・デュ・ミディ展望台

シャモニー・モンブランの象徴

フランス、シャモニーの象徴といえばモンブラン。
標高は4808メートル。タレントのイモトさんが2010年に登ったあれだ。

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右の銅像が指さした先にあるのがMont Blanc(だと思う)。

モンブラン登山は大変だが、簡単に近づける展望台があるというので、ロープウェイで行ってきた。シャモニーには他に有名な観光名所は他にも氷河のトンネルなどもあるのだが、午後にはCCCの選手受付をしておきたかったこと、いつになるかわからないが次に来るときの楽しみを残しておく、といった理由で観光は展望台一つに絞った。

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朝食を済ませ、ホテルから歩いて10分。すでに上のような行列だ。
ネットで予約できると知ったのは後のこと。すでに予定を立てている人は事前にネットで予約がオススメ。30分並んでやっと受付に。上のような状況で混んでいるので、渡されたカードに書いてある数字が表記されるまで待ってくれとのことだった。1時間くらい待ったのかな。

ロープウェイを2本乗り継いで展望台へ

展望台までは一気に登るのではなく、2本を乗りついで進む。
途中でロープがブワンブワンとたわむとロープウェイが上下に大きく揺れる。手が汗ばむ

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2つ目の展望台行きのロープウェイ。展望台は写真左上にある細長い棒だ。わかるだろうか。

いよいよ展望台だ。氷河や切り立った岩肌に近づく。緊張で手の平が随分湿ってしまった。
ロープウェイは早くてあっという間に非現実的な世界に連れて行ってくれる。なんというスケール、こんな高いところまでロープウェイを作るフランスの人はどうかしてるぜ。
このロープウェイ、どうやらここから乗り継いでイタリアの方まで抜けることもできるんだとか。山越えが大変だからロープウェイで国境またいじゃおうぜ的な考えで作ったのだろうか。

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ロープウェイでこんなところまで。アルプスだ!

ロープウェイを出ると広がる新世界。今まで見た世界とは全く違うところに来てしまった。

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よく見るといたるところに登山?を楽しむ人たちだ。

ロープウェイを2本乗り継いで展望台に到着。階段を登ってヨーロッパアルプスの山々を眺める。しかし、なんでもないような階段を登るだけで息が乱れる。苦しい。これが高山病ってやつか、目眩がする。

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展望台はここで終わらない。上の写真の塔までエレベーターで行くのだ。

私のようなジーンズでふらっと来た人もいれば、これから登山を楽しむガチな人も。

私のようなジーンズでふらっと来た人もいれば、これから登山を楽しむガチな人も。

富士山越えの3842メートルへ

エレベーターは2台稼働しているが、ロープウェイが混雑していたようにこちらも15分ほど待ったと思う。乗ってしまえばあっという間だ。
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エレベーターを登ると、標高3842メートル地点に到着。私の歴代最高到達地点がこの展望台となった。7月に登ったばかりの富士山(3776メートル)を簡単に更新。運動ゼロ、乗り物に乗るだけのあっけない更新となった。

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写真奥手にある頂点がモンブラン

昨年ミラノに行ったときは「ミラノ風ドリア」を食べそびれた。今回はせっかくだからモンブランを見ながら「モンブラン」のケーキや九州のアイス「ブラックモンブラン」を食べてもよかったかもしれない。そう思ったのはシャモニーに戻ってからだったけど。

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塔から眺めた展望台とシャモニーの街並み。

塔には新しい名所ができたみたい。
それがこれ。

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ガラス1面のボックスで記念撮影ができるスポット。
高所恐怖症の人は絶対に下見たらいけない

天気も良くて、眺めは最高。
標高の割に暖かくて最高に楽しめた。天気の良い、空気の澄んだ午前がおすすめ。

こんなロープウェイを作るなんて、スケールが違うな大陸は。
私は軽度の目眩で済んだけど、これ高山病の人はどうなんだろう。周りに苦しんでる人はいるように見えなかったけど、その辺は気になった。上の写真を見ると小さい子供も楽しんでいるようだけど。
富士山もいつかこんな感じでサクッと行ける日が……いやさすがにないか。