前回のつづき
ローマ最初の観光はコロッセオ方面だ。地下鉄の駅でコロッセオまでは簡単にいける。
ローマはバスと地下鉄を使いこなすことができると街の主要なスポットへのアクセスが容易でとても便利。

落書きなどあって警戒度MAX!!!! でも意外と安全。
駅を出ると、目の前にあの教科書で見たことのあるコロッセオがドカーンとある。
「おお……」と声を漏らさずにはいられない。
でもコロッセオはお預け。まずはその隣にある「フォロ・ロマーノ」へ向かう。
あたりにはセルフィーをするためにスマホを固定するスティックを売る輩がいっぱいだ。警戒警戒。
コロッセオ、フォロ・ロマーノはともにネットで事前予約が可能なので日本で済ませておいたほうがいい。
イタリアで並ぶのは面倒だ。
リアル・ファイナルファンタジーなフォロ・ロマーノ
いきなりこれである。

フォロ・ロマーノは古代ローマ帝国の中心地だったんだとか。
古代ローマ帝国って世界史だとギリシアの次に学ぶのに、それがこの21世紀にここまで保存されていることに驚きだ。
日本とかけ離れた世界を歩いている、不思議な感覚に陥る。

ヨーロッパは受験で世界史を選択した人にはたまらないな。

「ファイナルファンタジーだよな、これは」とおもわず口にしてしまうほど。
上の写真を撮ったところは「モヤさま」でコインを投げていた場所。
柱に乗っかるといいとかいうので、投げてみたがうまくいかなかった。残念。

写真中央に見えるのがコロッセオ。古代と現代が一体化していてとにかく不思議。
フォロ・ロマーノを散策後、コロッセオへ向かう。
この日は暑かった。上の写真の左脇のお店で早速ジェラートを食べる。うまい。
スタジアムだよね、コロッセオは。

「これは……スタジアムだね」というのが第一印象のコロッセオ。

コロッセオの入場時間は季節によって異なるので要注意だ。
確か日没までが入場時間となっていたが、日没ってのが何時をさすのかわからなかったので確実な時間に行った。
ここも事前に予約していればサクッと入ることができる。
ちなみに僕のいった午後の時間帯でも入場券の列は長かった。

階段の傾斜がキツい。昔の人は逞しいな。
中はかなり歩くことができる。僕は2階までしかいかなかったが、さらに上の階にもごく少数だが人がいた。
階段がきついので、上に行くよりは同じフロアを横に移動して眺めを楽しんだ方がいい。
コロッセオといえば映画「グラディエーター」。ここは娯楽のために殺し合いをしていた場所。
フロアに巨大な十字架が突き刺さっていたのが印象的だった。

歩いて真実の口へ
コロッセオの散策後、地図を見ると「真実の口」までも歩いていけそうだというので歩くことに。

途中、モヤさまでサイコロを投げてた場所を通る。
せっかく観光するので事前に映画「ローマの休日」を見た。
真実の口の場面がほんの一瞬で肩透かしをくらった気分になった。ところが、何気ないワンシーンだった真実の口を一目見ようと世界中の観光客が教会の外に並んでいるのだ。まぁその中の一人に自分も含まれるのだが。
真実の口は教会の人(?)にカメラを渡すとちゃんと写真をとってくれる、ナイスサービスな教会だった。
コロッセオ〜真実の口とけっこう歩いた。観光客はこの距離をあまり歩かないかもしれない。
羽田からノンストップでここまで来ている。さすがに疲労がみられたのでこの日2個目のジェラートを食べ歩きしたあとカフェでもう一休み。
公衆トイレがないので、トイレ=カフェ利用となる。なかなかあざとい街である。
そうこうしているうちに夜が近づいてきた。

灯りに照らされた夜の街並みが様になる。雰囲気がさ、日本とは全然違うんだよなぁ。

日が暮れた、お腹がすいた、そろそろ夕ご飯の時間だ。
(つづく)